車買取業界で働く現役中古車査定士の独り言

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車の全塗装を検討中の方向け~DIYで分かった大切な3つのポイント~

 車の全塗装を検討中の方向け~DIYで分かった大切な3つのポイント~

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車の塗装が剥げてきた。色に飽きた。そんなときに思い浮かべるのが車の全塗装ではないでしょうか?

やってみようと思うけど、うまくできるか不安。失敗したらどうしよう。など中々チャレンジするのに勇気がいりますよね?

私、現役中古車査定士の査定マンも全塗装するのには非常に勇気がいりました。
極力失敗をしないように全塗装をしてみたので、実際に気を付けたポイントを3つ解説します。

これを見てあなたも車の全塗装にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

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車全塗装DIYの流れ

洗車→パーツ外し→足付け→洗車→マスキング→油膜取り→塗装→乾燥→塗装→乾燥→塗装
という流れになります。

これだけ見ると工程が多くて大変だと感じると思いますが、2人で1日あれば終わるので安心してください。

ちなみに査定マンも嫁と2人で作業をして10時間かかりました。1人で作業をする場合は倍の時間がかかるので余裕をもって計画を立ててみましょう。

 

 

足付け(車を傷つける)

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なんといっても一番重要なのがこの「足付け」と呼ばれる作業になります。簡単に言うと塗装を傷つけて表面をざらざらにして新たな塗装をつきやすくする作業になります。

車の塗装がはがれるので最初は躊躇しますが、やってみると簡単に塗装が剥げて楽しくなってきます。
お勧めの方法は耐水ペーパー320番→600番くらいでキズをつけるのが良いと思います。

他のWEBサイトなどで600番や1,000番がGOODと書いている記事がありますが、
中々削れずに時間がかかるので、320番くらいの粗い耐水ペーパーで全体を簡単に削り、600番で慣らしていくという順番が効率的だと思います。

この時にキズなどがあった場合は平らになるまで削ることで塗装をしたときにキズが消えて無くなるので思い切って削り取ってみてください。

この足付けをムラなく行うことで塗装がボディに浸透するので剥がれを防止することができます。ここは一番時間をかけて丁寧に作業をした方が良いです!

ここで一つ裏ワザをお伝えします。
耐水ペーパーは購入すると高いし数が多く入っていないので、スポンジ(カサカサの表面のもの)を購入して耐水ペーパーの代わりに使用することをお勧めします。

耐久性が高いうえに安く、持ち手もしっかりあるので作業がはかどります!

査定マンはところどころ手を抜いて作業をしていたので、塗装が簡単にはがれる部分がありました。皆さんはマネしないようにしてください。

 

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マスキング(養生・塗装しない場所を守る)

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足付けの次に時間がかかり重要なのがマスキング作業です。

これを綺麗に行うことで仕上がりが倍以上違います。
マスキングテープ、養生シート、新聞紙、ビニールを用意して、塗装したくない部分を保護していきます。

重要なのは塗装する部分としない部分のマスキングを慎重に行うという事です。
まずは、境目ぎりぎりを幅の狭いテープで慎重にマスキングをしていきます。
境目のマスキングが終わったら新聞紙ORビニールで大きな部分のマスキングを行います。

この順番で行わないと塗装にムラができる可能性があるので注意して行ってください。
査定マンと嫁の2人で行って2時間以上はマスキングにかかりました。ここが終われば後は簡単な作業なのでマスキングは集中して行うようにしましょう!

 

 

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全塗装DIYにかかる作業人数と作業時間

全塗装DIYはとにかく時間がかかります。査定マンは軽バンの全塗装をやりましたが、全部終わるのに2人で丸2日かかりました。

内装は塗装せずに外装のみの場合は2人で丸1日あればできると思います。
ただし軽自動車でこの時間なので、普通車のミニバンなどで作業をする場合は、1.5倍の時間がかかるので注意してください。

 

軽自動車全塗装(外装のみ)

1人 16時間

2人 8時間

3人 6時間

4人 5時間

 

軽自動車全塗装(外装・内装)

1人 32時間

2人 16時間

3人 11時間

4人 10時間

 

普通自動車全塗装(外装のみ)

1人 24時間

2人 12時間

3人 9時間

4人 7時間

 

 

普通自動車全塗装(外装・内装)

1人 48時間

2人 24時間

3人 16時間

4人 12時間

 

人数と作業時間は上記になります。単純に時間を人数で割った作業時間と違うのに気が付いたと思います。

理由として塗装後は乾燥させてから再度塗装を行う必要があるため、人数が多くても時間短縮にならない作業があるからです。

しかし、作業人数が多いに越したことはないので、全塗装DIYをすると決まったら知り合いに声をかけて手伝ってもらう事をお勧めします!

 

 

 DIY全塗装の流れと準備物、価格について

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全塗装をするのに業者に頼むよりも安く済むのはなんとなく想像できると思います。何を準備していくらかかるの?という疑問にお答えしていきます。

このページを保存しておいてもらえれば全塗装DIYは完璧です。

・耐水サンドペーパー(400番×5枚、600番×7枚、800番×7枚) 5,000円

・洗車用スポンジ×1 800円

・マスキングテープ×6 3,000円

・養生テープ×6 3,000円

・新聞紙×3日分

・カッター×人数分 2,000円

・手袋(ゴム使い捨て) 2,000円

・シンナー(脱脂用) 3,000円

・バケツ×2 1,000円

・塗料×5KG 8,000円

・刷毛ORローラーORエアガン 3,000円~8,000円

・プラサフスプレーORサフェーサースプレー(下地スプレー)×2 2,000円

・タオル×4枚 2,000円

・各種工具(ナンバープレートや必要部品を外すため)

用意するものは以上です。

 

塗装方法は
エアガンでスプレー>ローラー>刷毛
の順で仕上がりが綺麗になります。

ちなみに査定マンは家庭用のエアガンを8,000円で購入して塗装を行いました。非常にいい仕上がりになりましたので、ぜひエアガンをお勧めします。

 

 

費用を安く抑える裏技を公開

ホームセンターやカーショップで全てを購入すると非常にお金がかかります。

査定マンも最初はホームセンターで商品をそろえていて、お金がかかっていたので何とか出来ないか?と考えて、ユーチューブやHPを検索して見つけましたので、皆さんに共有します!これを見たあなたはラッキーです。

方法は一つ!!

「100円均一で買う!」

です。

先程お伝えした準備物のほとんどが100円均一で売っていることが分かりました。

耐水サンドペーパー 5,000円→700円

・洗車用スポンジ×1 800円→100円

・マスキングテープ×6 3,000円→600円

・養生テープ×6 3,000円→600円

・新聞紙×3日分

・カッター×人数分 2,000円→200円

・手袋(ゴム使い捨て) 2,000円→100円

・シンナー(脱脂用) 3,000円

・バケツ×2 1,000円→200円

・塗料×5KG 8,000円

・刷毛ORローラーORエアガン 3,000円~8,000円→エアガン以外は500円

・プラサフスプレーORサフェーサースプレー(下地スプレー)×2 2,000円

・タオル×4枚 2,000円→100円

・各種工具(ナンバープレートや必要部品を外すため)

どうですか?
ほとんどが100円ショップで購入できます。

査定マンも途中で気づいてすぐに100円ショップに走りました。これだけで10,000円以上は節約ができるのでぜひ近くのお店に行ってみてください。

 

 

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全塗装DIYをして分かったこと

全塗装を終えてみて分かったことが3つあるのでお伝えします。

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①30万円→3万円で全塗装できるのでお得
業者に頼むと30万円はかかるところを自分で塗装をすると3万円と非常にお得に全塗装できます。仕上がりはプロに比べるともちろんキレイではないですが、それも味わい深く良い感じにできます。

 

②家族の思い出が増え車に愛着がわく
家族で一緒に作業をすることで車に愛着がわき、家族のイベントの1つとして楽しんで全塗装することができます。本当は査定マンの車にするために買ったのですが、嫁も一緒に塗装をすることで車が可愛くなってきたのか、「私が乗るから」と車を取られてしまいました。

 

③世界に1つだけの色で気軽に色変更も可能
なんといっても自分で塗装をするのでアレンジが自由で、気軽に色変更も出来る点が良いところです。季節や年数がたてば再度塗装をして色変更をしてみても良いと思います。しかも道具は余ったものが使えるので、ワンポイント塗装であれば塗料の金額のみで作業をすることができるのでお得になります。

 

査定マンが塗装をしてみて感じたことになります。
全塗装をするのは勇気がいることなので、新車等で行うのではなく劣化してきた車や、中古者を安く買ってDIYすることをお勧めします。

 

 

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全塗装DIYの注意点(重要)

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全塗装をしたことによる非常に重大な注意点があります。
それは、車の価値が著しく下がるという事です。

査定士の立場からすると、全塗装した車は事故をした車を同等の査定になるため、買取り金額や車両の価値がダウンします。

どのくらいかというと、車両の価格帯にはよりますが、

100万→70万

50万→10万

30万→5万

といった具合に価値が下がります。

理由としては素人が塗装をしている点でボディにキズが付き元の状態に戻せないためです。

 

査定マンの車は安い中古車を購入したので乗りつぶすつもりで全塗装をしましたが、もし車を売却して乗換をしようと考えている方は、全塗装はストップしてください!

最近は買取り業者でなくても、ヤフオクやメルカリなど自分で車を売却することもできるので、価値が下がった場合は活用してみるのもありだと思います。

 

ぜひこれを読んで全塗装DIYにチャレンジしてみていかがでしょうか?

分からないことなどがあれば、お気軽にコメントをどうぞ。